生命保険の保険料の構造
生命保険の掛け金は、同じ生命保険でも年齢によって値段が違う。年齢が高い方が、若い人よりも死亡確率が高くなるから、掛け金も高くなる。
もう少し具体的に、掛け金(保険料)の成り立ちを説明しよう。
生命保険の掛け金は、「予定死亡率」「予定事業費率」「予定利率」この3つを計算して設定される。
1「予定死亡率」は、同年齢の人が1年間に死亡する予想確率
2「予定事業費率」1年間の予定必要経費(人件費・他経費すべて)
3「予定利率」1年間の予定運用利率

1と2から算出した金額から、3を引き算する。2と3は同じでも、1の死亡率は年齢性別によって差があるため、年齢によって掛け金が違うのである。
この3つで算出した掛け金により、生命保険会社は1年間運営される。そして1年ごとに実質がどうであったか計算され、総合的に余剰金(もうけ)が発生すると、配当金として分配されることになるのだ。
最近の傾向としては、金利の低下により予定利率が下がって貯蓄商品は特に値上げ傾向。また長命化(日本は長寿国)により予定死亡率は下がって、高額保障型商品は値下げの傾向が進んでいる。
いま金融自由化によって生命保険は価格競争の時代。安くて良い生命保険を各社いろいろと開発し新商品が出ている。しかし安くするために出来る事とは??「死亡率」は変えられない、「予定利率」も金利が低く見込めない、となると残るは「事業費率」。経費節減・給料カット・リストラ・営業所統合など、生命保険各社事業費率を下げる努力をしているようだ。
しかしそれは翻ってみれば、顧客サービスの低下を意味する事にもなる。地域の営業所が減ったり、人手が減れば当然サービス度は下がるというわけだ。生命保険会社の対応が悪い、という話しやトラブルは実際増加傾向にあるのだ。
